「シミ対策は美白化粧品を使う他に、もっと効果を上げる方法ないかしら?」
「肌の上から塗る化粧品より、内服するサプリの方が効き目あるのかな?」
あなたにはこんな疑問がありませんか?
秋になると、これまで使っていた美白系の化粧品から、保湿重視の秋冬ものにシフトする方も多いと思います。
美白対策に重点を置いた化粧品は春夏ものが多いですが、美白サプリなら一年中シミ・くすみケアを続けられます。
化粧品での美白ケアをしなくなりがちな季節のシミ・くすみ対策に、是非、取り入れてみることをおすすめします。
ここでは、シミ・くすみ対策美白サプリは何がいいのか、どうやって選ぶのかについてご紹介します。
Contents
美白サプリとは?
有効成分として、メラニンの生成を抑えたり、肌のターンオーバーを促したりする成分が配合されており、日焼けによるシミやくすみに効果が期待できるサプリメント* のことです。
* 「サプリメント」とは正確には『健康食品』ですが、一般的に、補助的に飲むものを広く「サプリメント」と呼ぶ人が多いので、ここでもその呼称を使いますが、中には「第3類医薬品」などもあるので、各商品の名称に分類を表示します。
美白サプリに期待できる効果
美白サプリは肌に塗る化粧品と違い、内服することで効果が身体全体に働きかけてくれます。
美白サプリに採用されている美白有効成分の主な働きは、次の通りです。
①メラニン生成を抑える
②ターンオーバーを促進する
③抗酸化作用により活性酸素を抑制する
このように美白サプリは、シミやくすみ対策として有効であり、お顔のケアとして美白化粧品を使うことと、更にサプリを併用することで効果が上がります。
また、メラニン生成を抑える働きをしてくれるので、シミを作りにくい身体になることが期待できます。
主な有効成分は以下にまとめました。
Lシステイン | 肌のターンオーバーを正常化・体の代謝を促進する |
ビタミンC | メラニン生成を抑え、シミの淡色化効果あり・抗酸化作用によりシワ・たるみ改善 |
トラネキサム酸 | メラニン生成を抑え、炎症を防ぐ・肝斑やそばかすなどの 炎症後色素沈着改善に効果あり |
プラセンタ | 炎症を抑え、細胞の修復をし細胞単位での若返りをサポート・ 強力な抗酸化作用 |
美白サプリの選び方
さて、ではどんな美白サプリがあるのか、実際にネットで検索したり、ドラッグストアに行ってみると、かなり多くの商品があり、どれを選んでいいのか迷ってしまうと思います。
下に、美白サプリを選ぶ際に覚えておくといいポイントを書きましたので、ご参考にしてください。
① 成分配合量 – 有効成分の多いものを選ぶ
② コスパのよいものを選ぶ
③ サプリメントか医薬品かも留意する
それぞれについて解説していきますね。
成分配合量に注目
まずは、上に書いた有効成分表にあるような、美白に有効とされる成分がどのくらい入っているかをチェック!
通常、成分表示には1日の指定分量(例えば、1日4錠なら4錠中)の成分量が記載されています。
同じ有効成分であれば、美白有効成分がより多く含まれるものを選びましょう。
コスパのよいもの、続けられるものを
また、サプリはある程度の期間飲み続けないと効果は期待できません。
飲み続けるには、ある程度の期間、買い続けられる価格のものを選びましょう。
内容量(錠数)のサイズが数種類(1ヵ月、3ヵ月など)あるものが多いので、1瓶の錠数を1日あたりの用量で割り算し、「何カ月分でいくら」という計算を頭の中でして、よりコスパの良いものを探しましょう。
サプリか医薬品か
ここでサプリと呼んでいる中には「第三類医薬品」(=有効成分が一定量配合することが定められている)もあります。
先頭にも書いたように、サプリは正確には(「健康食品」=効果・効能の保証はない)なので、比較すれば医薬品の方が信頼できます。
とは言っても、サプリは信頼できないわけではなく、実際に使用した方々からよい評価を得ているものもあるので、サプリと医薬品のどちらかで迷ったら医薬品の方を選ぶ、くらいに頭の隅に置いておきましょう。
次のコラムでは、有効成分が豊富に配合されていて、価格設定も月額数千円以内のものをご紹介しますね。
おすすめ美白サプリ7選
続いてここでは、おすすめの美白サプリを7つ紹介します。
現在、市販されている美白サプリは、その配合成分から大きく2つに分かれるといえます。
1つ目は今の主流で一番多く出回っている、美白成分としてLシステインとビタミンCが配合されたもの。
2つ目は、独特な美白成分を採用しているもの。
こちらは、各メーカーさんが独自の研究などから、美白に効果ありと思われる成分を配合しているので、似たものが存在しなく、成分的に独特と考えるとよいでしょう。
この2種類を念頭に、私がおすすめするサプリをリストすると次の7つになります。
■ トランシーノ White C Clear – 第一三共ヘルスケア (Lシステイン・ビタミンC)
■ エバレッシュホワイトEXll – マツキヨ(Lシステイン・ビタミンC)
■ ミヤコホワイト – 京都薬品ヘルスケア(Lシステイン・ビタミンC)
■ ホワイトフォース – ファンケル(Lシステイン・ビタミンC)
■ ホワイトール – 至誠堂製薬(Lシステイン・ビタミンC)
■ ヘリオホワイト – ロート製薬(独特有効成分)
■ ホワイトショットインナーロック – ポーラ(独特有効成分)
一番ポピュラーなLシステインとビタミンC
では、LシステインとビタミンC配合のものからご紹介します。
Lシステインは肌のターンオーバーを促進し、ビタミンCはメラニン生成を抑え、シミの淡色化効果があるので、この組み合わせが一番ポピュラーで、多数のメーカーさんが商品を出しています。
更には、この2つの成分を効率よく吸収させるようにビタミンB2とB6を配合させているものがよいでしょう。
みなさん名前を知っているであろう「トランシーノ」「ハイチオールC」「フェミールホワイト」などの美白ラインは、この成分配合が主体です。
では、この中でどれを選べばいいのかというと、有効成分がより多く含まれているものを優先的に選びましょう。
現在市販されているサプリでは、Lシステイン = 240mg、ビタミンC= 1000mg が含有量最高値になります。
以下に配合量の多いものをまとめました。
名 称 | イメージ | 有効成分 | プラス α 成分 | 参考価格 (1ヵ月) | 購入 サイト |
トランシーノ 第一三共ヘルスケア 【第3類医薬品】 | Lシステイン :240mg ビタミンC :1000mg | ビタミンE ビタミンB2 ビタミンB6 ビタミンB3 | 2,860円 (120錠入り – 1日4錠) | Amazon Rakuten Yahoo | |
エバレッシュ ホワイトEX ll マツキヨ 【第3類医薬品】 | Lシステイン :240mg ビタミンC :1000mg | ビタミンE ビタミンB2 ビタミンB6 | 2,076円 (180錠入り – 1日6錠) | Amazon Rakuten Yahoo | |
ミヤコホワイト 京都薬品ヘルスケア 【第3類医薬品】 | Lシステイン :240mg ビタミンC :1000mg | ビタミンE ビタミンB2 ビタミンB6 | 1,330円 (180錠入り – 1日6錠) | Amazon Rakuten Yahoo | |
ホワイトフォース ファンケル 【機能性表示食品】 | Lシステイン :240mg ビタミンC :300mg | ヒドロキシチ ロソール ナイアシン | 2,376円 (180錠入り – 1日6錠) | Amazon Rakuten Yahoo | |
ホワイトール 至誠堂製薬 【第3類医薬品】 | Lシステイン :240mg ビタミンC :1000mg | ビタミンE ビタミンB2 ビタミンB6 | 定期5,379円 (初回1,980円) (180粒入り – 1日6粒) 定期縛りは無し | 公式 |
❁ 4番目ホワイトフォース以外はLシステインとビタミンCの配合量はどれも最高値で、ビタミンE・B2・B6も配合されており、どれも内容的にはほぼ同じと考えてよいでしょう。
❁ ホワイトフォースはビタミンC 配合量が300mg と少ないですが、他と違う点はナイアシン (= 若返りのビタミンとも呼ばれ、エネルギーを作り出したり、糖質や脂質を分解する) を配合していることです。
❁ 飲み方は、薬と違ってサプリなので、時間帯や食前・食後などの指定はなく、1日何度かに分けて飲むか、1度に摂取するかくらいの違いです。
❁ その他、飲みやすさや大きさなど、ほぼ違いは無いと思えるので、手に入れやすいものや、お得に買えるものを選ぶのがいいでしょう。
また、この他にも主力2成分(Lシステイン・ビタミンC)とビタミンB2, B6が含まれているサプリはあると思うので、成分配合量を見て確認するといいですよ。
*分かりやすく「ビタミンC」と書かれていないものもあるので、覚えておくとよい主な成分の表示名を以下に挙げました。
◦ アスコルビン酸 = ビタミンC
◦ コハク酸dαトコフェロール = ビタミンE
◦ リポフラビン = ビタミンB2
◦ ピリドキシン塩酸塩 = ビタミンB6
また、表にある価格は参考なので、お店によってはより安く出している場合もありますので、よく行くお店などで探してみてください。
独自成分を配合しているもの
ここからは、LシステインとビタミンCではない、独自の美白に有効な成分を配合しているサプリを2つご紹介します。
まずは、ロート製薬のヘリオホワイト。
ファーンブロックという、活性酸素を破壊する機能を持つ成分が配合されたサプリです。
活性酸素を破壊するとはすなわち、抗酸化作用が働き、紫外線由来のシミを抑制し、肌の免疫機能を整えることが期待できます。
また、日焼けが原因の肌ダメージを早く回復させる作用も持ちあわせています。
詳細は以下の通り。
名称 | 有効成分 | プラス α 成分 | 参考価格 (1カ月) | 購入 サイト |
ヘリオホワイト ロート製薬 【健康補助食品】 | ファーンブロック | ビタミンB2 ビタミンB6 | 5,832円 (60錠入り – 1日2錠) | Amazon Rakuten Yahoo |
お次はポーラのホワイトショットシリーズのサプリで、インナーロックタブレット。
こちらはブランノールという成分(インドキノキエキスに含まれる)を採用。
ポーラの長年の研究により、この成分には、細胞内でメラニンの産生を抑制し、またメラニン合成酵素のチロシナーゼの阻害を行うことで シミの発生を抑制する効果が認められています。
詳細はこちら。
名称 | 有効成分 | プラス α 成分 | 1月あたりの参考価格 | 購入 サイト |
White Shot インナーロック ポーラ | インドキノキ エキス末 (ブランノール) | 桃の花エキス末 ヨモギエキス末 ローズマリーエキス末 | 6,696円 (60錠入り – 1日2錠) | Amazon Rakuten Yahoo |
独自成分を使っているものは、メーカーさんが研究を重ねたものなので、お値段もコストを反映している感がありますね。
ただ、他では試せない成分なので、ありきたりでないものを試したい方は、試してみるとよいでしょう。
以上、独特な成分で美白を狙うサプリ2つでした。
おすすめ美白サプリ – まとめ
ここではシミ・くすみ対策サプリの選び方と、おすすめのサプリをいくつかご紹介しました。
ポイントをまとめると、次のようになります。
● シミ対策は有効成分が入っているサプリを摂ることで、季節に関係なく全身でシミ対策できるので、化粧品での美白対策をしなくなりがちな秋冬におすすめ
● 有効成分はLシステインとビタミンCが一番ポピュラーで、多数のサプリが出ているので、有効成分の配合量が高いものと、続けられる値段のものを選び、長い期間摂取するとよい
● 上記2つの成分以外では、ファーンブロックやインドキノキエキスなど、違う有効成分のものが市販されているので、こちらを試してみるのもよし
美白サプリは、季節を問わず手軽に摂取できるので、秋冬は保湿化粧品にシフトするけど、シミ対策も怠りたくない!というような方に特におすすめです。
私は陽射しも強い季節の中、トランシーノを実際に1ヵ月使用してみて、シミも増えずに肌がトーンアップしたように感じたので、これはおすすめできます。
どの美白サプリを選ぼうか迷っているなら、トランシーノはおすすめできますし、ほぼ同じ成分で、よりお手頃なエバレッシュホワイトやミヤコホワイトを試してみるのもいいと思います。
シミ・くすみ対策として一年中しっかり美白ケアを行っていきましょうね♪