「今年の日焼け止めを買おうと思ったけど、どれも同じに見えて、何がちがうのか分からない」
「似たような商品がたくさんあって、どれがいいかわからず、結局、まだ買えてない。。。」
陽射しも強くなるころ日焼け止めを買いに行ったらこんな経験ありませんか?
美肌の大敵、シミやシワを作る最大の原因は紫外線です。
紫外線対策として日焼け止めを使おうと思っても、今や日焼け止めも種類が沢山あって、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
紫外線からお肌を守る日焼け止めは、自分にあったものを選びたいものです。
そこで、ここでは豊富なラインアップから、40代にピッタリの日焼け止めをご紹介します。
年間通して、季節とシチュエーションにあった紫外線対策で美肌を目指しましょう!
Contents
人気6種の豊富なラインナップから、40代が選ぶべき日焼け止めは?
日焼け止めを買いに行くと、人気シリーズでも沢山の日焼け止めが並んでいて、どれを選べばいいのか分からなくて、困った事はありませんか?
ここでは、人気日焼け止め6種のラインナップの中から、40代が選ぶべきものをご紹介します。
日焼け止めを選ぶために、考慮するべきポイントは以下の3点です。
♦ シチュエーションにあう、適切な紫外線カット値(SPF, PA)
♦ できるだけ肌に刺激が少ない紫外線カット剤配合で、できれば保湿効果、美容効果が期待できるもの
♦ 洗顔料や石けんで簡単に落とせる
40代ともなると、昨日まで肌に塗っても大丈夫だったものが、突然、肌荒れしたり、肌トラブルになったりすることもあります。
俗に言う「お肌の曲がり角」がある日突然訪れるのも、この年代の特長かもしれません。。。
日焼け止めは毎日使うものなので、できるだけお肌にやさしい、マイルドなものを選ぶようにしましょう。
上記ポイントへの対応としては、
ポイント | 対策 |
紫外線カット値(SPF・PA)>> 値の高さと肌への刺激は比例する | 不必要に紫外線カット値が高いものを選ばないこと |
紫外線カット剤は「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類 >>「吸収剤」の方がかぶれを起こす場合あり | なるべく紫外線吸収剤が使われていないもの(=「ノンケミカル処方」)か、入っていても配分の低いものを選ぶ |
日焼け止めはお肌にいいものではないので、毎日必ず落とすこと >> 手持ちの洗顔料で簡単に落とせる方がよい | 洗顔料や石けんで落とせるものはパッケージにそう書いてあるので、買うときにチェック |
次では、実際の日焼け止めシリーズの中で、どれがお肌への負担が軽く、優しいものかを見ていきましょう。
40代女性に人気日焼け止めシリーズ6種
ここでは、人気の日焼け止めシリーズ6種類の中から、40代にイチオシなものを紹介します。
NOV
敏感肌や肌がちょっと弱めだと思っている方におすすめ!
NOVは皮膚科医の協力を得て開発しているだけあり、どれを選んでも低刺激で安心なのが特徴。
その中で、強いておすすめを選ぶとしたら、赤マルをしたSPF32 PA+++ の紫外線カット値のローションタイプです。
❁ おすすめUVローション商品詳細
容量・価格(税込み) | 35g 2,200円 |
SPF・PA | SPF32・PA+++ |
タイプ | ミルク・顔身体用 |
紫外線カット剤 | 紫外線散乱剤・ノンケミカル処方 |
耐水・こすれへの強さ | ウォータープルーフ |
落としやすさ | 洗顔料・石けんoff |
同じ紫外線カット値(SPF32 PA+++) でミルクもありますが、こちらはウォータープルーフタイプではないところが違います。
汗をかいても大丈夫なローションタイプの方がおすすめです。
紫外線カット値は高い方が、効果時間が長持ちしますが、その分、紫外線カット剤も多く含まれています。
その日にどんな行動をするかにより、それほど高い紫外線カット値が必要ではない場合もあるので、SPF30くらいのカット値は、普段使いに重宝しますよ。☞ 参考:SPF/PAの目安表
アウトドアスポーツをする日はカット値が高い、SPF50 PA++++ がいいと思いますが、その分お肌への負担もやや大きめです。
会社への通勤や家事などで、屋外にいるのが30分~小1時間くらいなら、SPF30 PA+++ にしておいた方が、毎日のお肌への負担が軽減できます。
d. program
敏感肌用の方向けの化粧品ラインとしてプロデュースされた資生堂の d. program
敏感肌用の化粧品としてプロデュースされた d. program の基礎化粧品シリーズの中から、日焼け止めに使えるものをPick Up。
d. program は紫外線カット効果があるものが「アレルバリアシリーズ」に3つあります。
どれも紫外線吸収剤不使用なのでおすすめできますが、中でも赤マルしたものはSPF/FA値も中程度で特にGood。
❁ おすすめ日中用クリーム商品詳細
容量・価格(税込み) | 35g 3,300円 |
SPF・PA | SPF30・PA+++ |
タイプ | クリーム・顔身体用 |
紫外線カット剤 | 紫外線散乱剤・ノンケミカル処方 |
耐水・こすれへの強さ | 特になし |
落としやすささ | 洗顔料・石けん off |
d. program の主目的はNOV同様、敏感肌の方のための化粧品であり、紫外線だけでなく花粉や空気中の微粒子汚れからもお肌を守ってくれる日焼け止めなので、一石二鳥でおすすめです。
さて次は、「でも屋外にいる事が多いから、紫外線カット効果が強いことを優先したいわ」という方へのおすすめ2つをご紹介します。
ラロッシュポゼ
敏感肌向けであって、同時に紫外線カット値も高いラロッシュポゼ
ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)は、フランス生まれの敏感肌向けスキンケア専門メーカー。
ラインナップをまとめると以下の通り。
❁ おすすめプロテクショントーンアップ商品詳細
容量・価格(税込み) | 30ml 3,740円 |
SPF・PA | SPF50+・PA++++ |
タイプ | クリーム・顔用 |
紫外線カット剤 | 紫外線散乱剤・紫外線吸収剤 |
耐水・こすれへの強さ | 汗・水に強い |
落としやすさ | 洗顔料・石けんoff |
まず、ラロッシュポゼはどれも紫外線カット値が高く(SPF50+ PA++++)、汗や水に強い設計です。
更に、ラロッシュポゼの売りは敏感肌の方にも使え、皮膚科医でも多く採用されているということで、信頼できそうですね。
ここでのおすすめは、下地にも使えるUVイデアのプロテクショントーンアップでしょう。
3色ありますが(ホワイト、ローズ、クリア)、無色(クリア)を使うことで、一般的な日焼け止めと同じように使えます。
また、アンテリオスのスプレータイプは、外出先で化粧室なども使えない場合にサッとひと吹きすればよい便利なアイテムなので、赤マルにしました。
屋外でスポーツする時など、持っていると重宝しますね。
1つ注意するのは、こちらは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方を使用したタイプです。
最初の方で説明したように、お肌により優しいとされるのは紫外線吸収剤不使用(=ノンケミカル処方)の方です。
しかし、紫外線吸収剤はまれにかぶれる方がいるということなので、絶対やめた方がいいというほどでもありません。
多くの日焼け止めは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方を配合して作られています。
敏感肌の方は、顔や身体全体に使う前に、腕の内側などに小範囲に塗って数時間過ごし、かぶれないか試してみた方がいいです。
それで問題なければ、過度に心配しなくて大丈夫ですよ。
Anessa
紫外線カット値が高く、汗・水に強いことを最重視したい方へのおすすめ!
夏・海辺のCMで「ザ・日焼け止め」の印象が強い資生堂のアネッサです。
アネッサには豊富なラインナップがあり、その中にお肌にやさしいマイルドシリーズがあります。
❁ おすすめパーフェクトUVマイルドミルク商品詳細
容量・価格(税込み) | 60ml 2,640円 |
SPF・PA | SPF50+・PA++++ |
タイプ | ミルク・顔身体用 |
紫外線カット剤 | 紫外線散乱剤・紫外線吸収剤 |
耐水・こすれへの強さ | どれも対応・とても強い |
落としやすさ | 洗顔料・石けんoff |
上の表のほかにも、ファンデ、BBクリームもあり、さすがの豊富なラインナップですね。
アネッサには、マリンスポーツにも耐えられるような、紫外線カット値が高く(☞ 紫外線カット最高値は PF50+/PA++++)、汗・水に強いものもあれば、普段使いに向いたマイルドもあります。
目的・用途に応じて色々な選択肢があるのはありがたいですね。
赤マルをしたマイルドは敏感肌の方用とされる商品。
肌に優しくかつ高いカット値を求めるのであれば、ミルク(SPF50+ PA++++)を選ぶとよいでしょう。
ただし、アネッサもラロッシュポゼ同様、ノンケミカル処方ではなく、紫外線吸収剤も使われています。
不安な方は、腕の内側などに塗ってテストしてからにしましょう。
さて、お次に紹介する2つは、地味だけど敏感肌の方に根強い人気と信頼のある化粧品です。
無印良品
無香料・無添加で肌に優しく、さらにコスパの良さで人気の無印良品!
無印良品でいい日焼け止めはあるかしら?とお考えの方のために、どれがいいかを調べてみました。
ラインナップは以下があります。
❁ おすすめ日焼け止めミルク商品詳細
容量・価格(税込み) | 30ml 590円 |
SPF・PA | SPF30・PA++ |
タイプ | ミルク・顔身体用 |
紫外線カット剤 | 紫外線散乱剤・紫外線吸収剤 |
耐水・こすれへの強さ | 特になし |
落としやすさ | 洗顔料・石けんoff |
無印良品の中のおすすめは、赤マルをした普通のミルクタイプ日焼け止めです。
不思議なことに、敏感肌用ミルクがあるのですが、成分を見ると、敏感肌用には紫外線吸収剤が使われており、一方、普通のミルクタイプにはそれが使われていません。
無印良品の化粧品というと、肌に悪いもの、無駄なものは一切使わないのでどれも安心ではあります。
その中でも、ノンケミカル処方の普通タイプの日焼け止めミルクがおすすめです。
キュレル
お手頃だけど実は敏感肌の方からの根強い支持を持つ実力派のCurel
Curelは『乾燥性敏感肌の人々の悩みにこたえる』というコンセプトの化粧品。
セラミド機能成分が配合されており、全国ドラッグストアでお手頃に買えるのが嬉しいところ。
そんなCurelの日焼け止めラインアップは以下の通り。
❁ おすすめUVエッセンス商品詳細
容量・価格(税込み) | 50g 1,500円 |
SPF・PA | SPF30・PA++ |
タイプ | エッセンス・顔身体用 |
紫外線カット剤 | 紫外線吸収剤・ノンケミカル処方 |
耐水・こすれへの強さ | 特になし |
落としやすさ | 洗顔料・石けんoff |
プラスアルファ成分 | セラミド機能成分 |
キュレルはどこのドラッグストアにも置いてある買いやすさと、お手軽そうでいて実は、敏感肌の人向きな基礎ものとして定評があります。
そんなキュレルのUVカットシリーズはシンプルに4種類。
身体にも使えるオレンジ色のラインか、顔専用のライトブルーのラインかの違いです。
身体に使えるオレンジラインは下地にも使えるので、オレンジラインをおすすめします。
SPF/PA値が「50+/+++」 か「30/++」 の2択というシンプルなところが、あれこれ悩みたくない方、お買い物はパッと済ませたい方にはもってこいですね。
それぞれのおすすめ品をまとめると
ここまでは、人気日焼け止めシリーズのラインナップと、その中で40代女性にオススメ品をご紹介しました。
次に、上でご紹介したおすすめ品の比較を表にまとめましたので、参考にしてください。
SPF・PA値 | 値段 | SPF・PA値 | 刺激 | 注目ポイント |
NOV | 35g 2,200円 | SPF32 PA+++ | 〇 | ウォータープルーフ |
d. program | 35g 3,300円 | SPF30 PA+++ | 〇 | うるおいKeep 花粉・空気中微粒子ブロック |
ラロッシュ | 30ml 3,740円 | SPF50+ PA++++ | △ | 汗・水に強い PM2.5もブロック |
アネッサ | 60ml 2,640円 | SPF50+ PA++++ | △ | 耐水・こすれとても強い |
無印良品 | 30ml 590円 | SPF30 PA++ | 〇 | ヒアルロン酸NA |
Curel | 50g 1,500円 | SPF30 PA++ | 〇 | セラミド機能 |
日焼け止め選びの豆知識
紫外線をブロックするには日傘や長袖で身体を覆うのが一番ですが、外出はもちろん、家の外で何かする場合(例えば洗濯物を干すとか)も、それだけでは不十分です。
外で過ごす時間が長い場合などは、やはり日焼け止めは必ず塗りましょう。
日焼け止めを選ぶ際は、つい紫外線カットの数値が高いものを選びがちではありませんか?
繰り返しになりますが、効果が高いものはそれだけ紫外線カット剤が多く配合されているので、肌への負担も増します。
紫外線カット数値は高ければ高いほどよい、と単純に考えるのではなく、その日の予定が、どのくらい陽射しを浴びるかで、適切な効果のものを使うようにしましょう。
【SPF/PA++の目安表】
SPFはUVB波のカット効果を示し、数値が高いほど効果持続時間が長いです。
PAはUVA波カット効果を示し、+ が多いほど効果持続時間が長いです。
紫外線カット効果が高くても、2~3時間経ったら塗りなおすものと心得ましょう。
また夏だけではなく、日本では4月から9月まで、強い紫外線が降りそそいでいます。
【降りそそぐ紫外線量の年間グラフ】
【冬でも曇りでも届くUVA波に気をつけて】
ご存じの方も多いと思いますが、波長が長く、曇りでも地上まで到達するのがUVA波。
UVA波は肌のより深い部分まで到達し、シミやシワの原因を作ります。
一方、波長が短いUVB波は、肌の表面に届き、肌が赤くなる日焼けを起こします。
夏に海に行くと、肌が赤く日焼けするのはUVB波の仕業であり、陽を浴びていることが本人にわかりやすく、日焼け対策する方がほとんどですよね。
しかし、やっかいなのはUVA波の方で、「陽射し」がなくても私たちの頭上に降りそそいでいるので、気づかないうちに日焼けしてしまいます。
どのくらいのUVA波、 UVB波が降りそそいでいるかを月別で見ると以下の通り。
5月から8月が紫外線量が多いのは確かですが、UVA波は冬でもUVB波ほど数値が低くならなく、私たちは年間通して浴びているのが分かりますね。
冬でも曇りの日でもシミ・シワの原因を作るUVA波は私たちまで届いているので、しっかり対策しましょう。
日焼け止めに使われる紫外線カット剤
- 紫外線吸収剤 ・・・紫外線を熱に変えて取り込む・塗った時に白うきしない利点あり・まれにアレルギー反応を起こす人もいる
- 紫外線散乱剤 ・・・鏡のように紫外線を反射させる・塗った時に白くなる・きしみ感でやすい・散乱剤のみを使用したものは「ケミカル処方」と呼ばれる
どちらも紫外線を防ぐことを目的とした成分であり、肌にプラスになるものではないので、寝る前には必ず洗顔やシャワーで落としましょう。
また、外出の際は日傘をさす習慣を是非つけましょう!
紫外線をブロックしてくれる効果が高い日傘の色は順番に、黒・紺 → 黄色 → 緑 → → → 白 です。
傘の色は濃い色を選んだ方が、日よけ効果も高いです。
40代におすすめの日焼け止めのまとめ
まずは、紫外線は美容の大敵なので、長袖や日傘で物理的にカバーして、なるべく浴びないこと。
そして、それではカバーしきれない部分に日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めの選び方は、
1. 季節と、その日の行動で陽を浴びる時間を考慮して、SPF/PA値から、適切な効果のものを選ぶ
❁ 屋外に出るのが30分から1時間ならSPF30・PA+++で十分 ☞ NOV 、d. program、無印、Curel
❁ 1時間以上屋外にいる、アウトドアスポーツをするならSPF50・PA++++がよい ☞ ラロッシュポゼ・アネッサならカット値高くても肌に優しい
2. できるだけ、肌に刺激が少ないマイルドなもの、例えばノンケミカル処方 (= 紫外線吸収剤不使用)を選ぶ方がベター
3. プラスアルファとして、PM2.5、花粉もブロックしてくれたり、保湿・美容効果が期待できる成分が入っていれば、尚良し!
以上になります。
あなたの日焼け止め選びのご参考になれば、幸いです。